あなたは映画を見るとき、どんな基準で選びますか?
「洋画となると特に迷ってしまう…」
と言うかもしれません。
お金を払って見るなら、出来れば評価が高い映画がいいですよね。
今回はあなたのために、心が温かくなる名作を3選ご紹介します。
評価の高さに定評のある映画「英国王のスピーチ」
まずご紹介するのは、2010年公開の「英国王のスピーチ」です。
アカデミー賞やゴールデングローブ賞など、数々の賞を受賞。
これだけ聞いても評価が高いことは、一目瞭然でしょう。
ジョージ6世と専門家(言語療法士)ライオネルの、人間愛あふれる物語となっています。
舞台は1920年代のイギリス・ロンドン。
現在のエリザベス女王の父に当たるジョージ6世が主人公です。
ジョージ6世は吃音症を患っており、人前でうまく話せませんでした。
吃音症(きつおんしょう)とは、言葉が円滑に話せない疾病、または障害である。
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/吃音症
妻のエリザベス(1世)は、夫の吃音を治すべく、専門家の元へ連れていきます。
この作品の見どころは、ジョージ6世の心情の変化です。
専門家はライオネルといい、とても独特な人物でした。
ライオネルはジョージ6世を、王として特別扱いしません。
その不躾(ぶしつけ)な態度にジョージ6世は、いら立ち反抗します。
しかし、ぶつかりながも、段々に打ち解けあっていく二人。
それは、様々な苦悩を抱えるジョージ6世を、寛容に受け入れるライオネルの姿勢があってこそでした。
打ち解けていく二人の姿に、じわ~っと温かい気持ちになります。
ジョージ6世を演じるのは、多くの名作に出演する名俳優、コリンファースです。
最近では、キングスマンで見た!という人も多いのでは?
キングスマンとは全然違う、人間味あふれるコリンファースが見られる作品です。
また、専門家であり友人のライオネルを演じるのは、ジェフリーラッシュ。
そう、パイレーツオブカリビアンのキャプテン、バルボッサです!
一風変わったライオネルを、見事に演じ切っています。
心温まる感動のラストをしっかり見届けてください!
音楽も評価の高い映画「はじまりのうた」
次にご紹介するのは、2013年公開のアメリカ映画、「はじまりのうた」。
おそらく公開時は、日本でそこまで大ヒットしていなかったのではないでしょうか。
口コミでじわじわ、公開から5年以上経っても、安定した評価を保ち続ける洋画です。
「最近元気がないな」
「なんだかやる気が出ない」
「一歩が踏み出せない」
とあなたが感じているなら、ぜひ「はじまりのうた」を見てください。
舞台はアメリカ・ニューヨーク。
主人公のグレタは、彼と共にイギリスから渡米してきます。
ラブラブな日々もつかの間、彼の浮気が発覚するのです。
失恋直後にバーで歌っていたところを、ダンという男にスカウトされます。
そう、グレタはシンガーソングライターだったんです。
そして、スカウトしてきたダンという男は、音楽プロデューサー。
しかし、ダンが一世を風靡したのも、もう昔の話です。
今じゃ食べるのにも苦労するほど、落ちぶれてしまっているのでした。
そんなダンとグレタは、共にアルバムを制作し始めます。
はじまりのうたのポイントは、何といっても音楽。
劇中ではたくさんの音楽が使用されているんですが、どの曲も良い曲だらけ。
グレタ達の制作したアルバムの曲は、見終わった後も耳を離れません。
そんな素敵なアルバムを歌う主人公グレタを、キーラナイトレイが演じます。
はい、そうです。
パイレーツオブカリビアンのエリザベスで、一躍有名になった彼女です。
ちょっとハスキーで、でも女の芯を感じられる声に癒されること、間違いなし。
あなたも気づいたらサウンドトラックを買っているはず(笑)
そして、浮気した彼を、なんと、MAROON5のアダムレヴィーンが演じます。
Sunday MorningはCMでも耳にしたことがあるのではないでしょうか?
アダムの歌うシーンももちろんあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
お話はあるある~な、まさに洋画だなあといった展開です。
しかし、一風変わったアルバム制作の時に、たくさん映るニューヨークの風景が……。
人生どん底な主人公に、周囲の人間は温かく接してくれます。
そう、じわじわ~と身体に染み渡る、味のある作品となっているのです。
要所要所でポイントを押さえてきてくれる、「はじまりのうた」。
見終わった後に元気と活力がもらえる、そんな映画です。
新参者なのに評価の高い洋画「グリーンブック」
お次に紹介するのは、2019年公開の実話を基にした洋画「グリーンブック」。
アカデミー賞の作品賞を受賞した作品でもあります。
イタリア系白人のトニーと、黒人ピアニスト・ドン・シャーリーのお話です。
黒人と白人の奴隷のお話、ではありません。
白人が黒人にお仕えする、という今までにあまり例を見ない作品となっています。
舞台は1962年のアメリカです。
南部のツアーを周るために用心棒兼運転手として、トニーを雇ったドン。
おおざっぱなトニーは、礼儀作法にうるさいドンとぶつかります。
しかし3か月の期間を経て、次第に2人は打ち解け合っていくのです。
この作品の見どころは、トニーの心情の変化にあります。
黒人に対して偏見を持っていたトニー。
しかし、ツアーの期間を経て、黒人差別を行う白人に怒りを持つように。
ドンが差別される場面があれば、ドンをかばい、怒るようになるのでした。
今まで持っていた偏見が裏返る、というのは二人に相当な友情が芽生えた証。
二人の距離の縮まり方には、心がほっと温かくなります。
アカデミー賞受賞も納得の作品です。
以上、心温まる評価の高い洋画特集でした。
どの作品も、ほっと一息つきたいときに、うってつけの作品です。
ぜひ、おうちでゆっくりご覧ください。