子供の愛らしい笑顔をみていると、習い事を通して沢山の経験をさせてあげたくなってしまいますよね。
将来の可能性を、もっともっと広げてあげたい!
7歳以下の子供の2人に一人が、習い事に通っているというリサーチ結果※もでています。
15%もの子供は、なんと0歳から!
近年、注目度急上昇なのが、「英語・英会話」です。
スイミングに次いで、「親が習わせたい習い事」の人気ナンバー2※にまでなっています。
英語学習が小学校高学年で必修化されて10年。
2020年度からは更に引き下げられて、小学校3年生からの必修科目となることが決まっています。
日本を訪れる外国人観光客の数もどんどん増えていて、身近に感じる機会も増えてきたのではないでしょうか。
オリンピック・パラリンピックの開催もあり、英語熱はさらに高まっています。
英語ができれば、将来に役立つ事間違いなし!
でも、何歳から英語の習い事をはじめたらいいか、悩んでしまいますよね。
(※ミキハウス子育て総研「通わせてますか?習い事」Weekly ゴーゴーリサーチ 第853回分析結果 (2018年10月調査)より)
子供に英語の習い事をさせるならいつからがいい?
子供に英語を教え始める年齢は、いつがよいのでしょう。
この問題に関しは、長く議論がなされており、様々な意見があるようです。
ということは、結局「子どもの性格と発達による」としかいえないのかもしれません。
ここでは、
- 乳児期
- 幼児期
- 学齢期
に英語の習い事を始めるメリットについて、みていきたいと思います。
検討する際の参考にしてみてください。
乳児期に英語の習い事を始めるメリット
英語耳ができる
英語には日本語にはない音が、沢山使われています。
実は日本語と英語では、使っている周波数帯が違うのです。
英語で使われている高周波を、大人が聞き取るのは非常に困難だといわれています。
多くの日本人がリスニングを苦手としている理由が、ここにあります。
先入観なく英語と触れ合える
まだ日本語も話し始めない時期なので、抵抗感も先入観もなく英語を受け入れることができます。
幼児期に英語の習い事を始めるメリット
英語耳ができる
乳児期と同様に英語固有の音を聞き分けられるようになるのは、おおきなメリットと言えます。
発音がよくなる
話しはじめの子供が、ママの口グセをそっくりコピーする姿を、目にしたことはありませんか。
子供は器用に真似をしますので、綺麗な英語の発音を容易に身につけることができます。
自然と英語に接することができる
年齢が進むにつれ、「文法」など「正しさ」が気になってきてしまうもの。
幼児期であれば、自然と英語の世界に入って、日本語とおなじ感覚で取り組むことができます。
学齢期に英語の習い事を始めるメリット
自分の意思でスタートできる
子どもの習い事は、どうしても親主導になりがちです。
でも、自分が好きで始めたことの方が、楽しんで取り組むことができ、吸収もはやいのではないでしょうか。
学齢期であれば子どもの個性や、興味・関心の方向性がはっきりしてくるので、モチベーションの維持にも役立ちそうです。
コスパがよい
子供英語のクラスは遊びがメインのため、習い事をやめてしまうと忘れてしまい、今までの努力が無駄になることに。
お教室に通い続けるか、自分で英語環境を整えるといったサポートが必須になります。
0歳からずっとお教室に通うのも、経済的な負担が大きそうです。
その点、小学校入学後であれば、学校の英語の授業が始まるのも目前ですし、万一途中でやめることになっても、それまでの英語力を維持するのが簡単そうですね。
それぞれにメリットがあって、更に迷ってしまいそうですね。
私が子供に英語の習い事をさせたのは?
私が自分の子供に英語の習い事をさせたのは・・・
実はありません。
というのは、ちょうど息子が4歳の誕生日を迎える頃に、英語圏への駐在が決まったからです。
英単語ひとつも知らない状況で、現地のナーサリー(保育園)に放り込みました。
家庭教師もつけず、学校におまかせ状態で。
当然、毎朝大泣きですよ。
かわいそうな事をしました。
でも、今振り返ると、4歳というのは外国語を学び始めるには、最適な年齢だったのではないかという気がしています。
4歳が理想的な理由
言語でコミュニケーションを取る意味がわかってくる!
我が子は男児だったこともあり、日本語表現もたどたどしく、可愛らしい感じではありました。
ですが、「言葉」でやりとりする意味や楽しさは、わかっていたような気がします。
そして
「どうやら、自分が理解できない別の言語があるらしい…」
ということも、理解できる年齢になっていたのを感じました。
日本に住んでいた頃は、英語を話す人に出会ったことすらありません。
日本語以外の言語をつかって生活している人がいるなんて、全く考えたこともなかったのではないでしょうか。
好奇心旺盛&恥ずかしさがない!
4歳児といえば、何にでも興味を持ち、知りたがりのお年頃。
たとえ言葉の意味がわからなくても、歌に合わせて踊ったり、“鬼ごっこ”や“だるまさんがころんだ”のような簡単なゲームには、楽しく参加できていました。
楽しい事は貪欲に楽しむのが、この年頃の良いところ。
「英語ができないから恥ずかしい」
「発音が違うから恥ずかしい」
なんて感情は、子供から微塵も感じませんでした。
言葉がなくてもコミュニケーションがとれる!
子供は、英語が口からでてこなくても、身振り手振りでのコミュニケーションができます。
そして教師などの大人は、先回りして理解しようとすることが多いです。
正しい英語表現で子どもの気持ちを確認もしてくれるので、周りからよく言われるフレーズはそのうち耳から覚えてしまいます。
子供同士なら、サッカーボールやミニカーがあれば、誰とだって遊べますよね。
スッと外国人の友達の輪の中に入っていく息子をみて、頼もしく思ったものです。
しかし…。
4歳で覚えたことは簡単に忘れる…
英語能力ゼロで現地ナーサリーに放り込まれた我が息子は、数ヶ月で年齢相応の会話力、リーディング力を身につけました。
お陰で、平穏な生活を送れるようになったのです。
楽しく3年暮して、帰国後…
あっと言う間に忘れました!!
だって、使わないんです。
全く日常生活に、英語の出番がありません。
そして何より、親の私の気力が尽き、フォローを怠りました。
これは、日本で英語の習い事をされる場合も、同じだと考えます。
始めたからには続けないと、絶対に身につきません!
子供に英語の習い事をさせるならいつからか?について
では、結局のところ、いつから英語の習い事をはじめたらよいのでしょうか。
答えは残念ながら、「子供の性格と発達による」としかいえません。
英語に興味もないのに、お教室にいったところで身につくはずがありませんよね。
どの年齢で始めても、それぞれでのメリット・デメリットがありますから、子供の性格をよく見極めて判断してください。
そして、続ける事こそが一番大切になってきます。
親御さん側の気力、経済力についても、しっかり検討してみてください。
日常会話に必要な単語数は大人であっても、わずか2000語といわれています。
「なぁんだ、それだけ?」
と思いませんか?
「幼い頃に始めないと、英語を話せるようにはならない!」
なんてことはありません。
まわりに流されて、焦ってお教室に走る必要はないのです。
それぞれの子供のペース、ご家庭のペースを大切にしてください。
とはいえ、日本語以外の言語を話せることは、世界が広がるとっても楽しい経験です。
もし子供が英語に興味があるようだったら、一緒にナーサリーライムを歌ったり、短い英語のアニメーションをみたりして、楽しく英語と触れ合ってみてくださいね。