猫が便秘に!マッサージはツボを知っていると効果的!

猫の健康状態を知るためには、トイレのチェックは欠かせません。

トイレを掃除しようと思ったら、いつもより便の量が少ない。

また、まったく便が見られない。

他のところで粗相している様子もなくこのような状況だと、便秘と言えるでしょう。

そのうち食欲が落ちてしまったり、元気がなくなってくることもあります。

猫が便秘になると、重大な病気につながる可能性があるのです。

なので早めに対処する必要があります。

しかし、あなたはお仕事の都合で、なかなかすぐに動物病院に連れて行けないかもしれません。

エサを変えたり、水を多めにやったりと対処法はありますが、猫によってはいつものエサ以外食べない子もいます。

水を無理やり飲ませることも難しいです。

そこで、飼い主が今すぐ簡単にできるのが、マッサージなのです。

ですが、マッサージと言っても、ただ体を揉んであげればいい、というわけではありません。

きちんと効果のあるツボを知って触ることが、大切です。

猫が便秘の時に試して!マッサージすると効果的なツボを紹介!

人間が便秘の時は、おなかを「の」の字に撫でると良い、と言います。

実は猫も同じで、おなかをやさしく「の」の字に撫でると、便秘に効果的です。

ですが、おなかを触ると、嫌がる子も。

そんな時は便秘に効くツボを、マッサージすることが効果的です。

人間と同じように猫にも様々なツボがあり、便秘に効果のある場所もあります。

動画で紹介しているツボについて、解説しますね。

おなか側

天枢(てんすう)

前足と後ろ足のちょうど間ぐらい。

  • 内臓を活発に動かす。
  • 大腸の動きを正常にする

中かん(ちゅうかん)

おなかの真ん中あたり。

  • 吐き気をとめる。
  • 粘液や胆汁の分泌を正常にする。

背中側

大腸兪(だいちょうゆ)

背中の真ん中より少し下の位置。

  • 下痢
  • 便秘
  • 消化不良

に効果があると言われます。

小腸兪(しょうちょうゆ)

大腸兪よりもすこし下。

同じく下痢や便秘に効果があると言われます。

その他

動画で紹介されている以外も、紹介しておきます。

搶風(そうふう)

前足の付け根あたり。

便秘に効果があると言われています。

尾端(びたん)

尻尾の先端。

同じく便秘に効果があると言われています。

 

嫌がらずに触らせてくれるツボを選んで、やさしく触ってあげてください。

猫が便秘の時にマッサージしたツボは?効果ありました!

うちの猫も便秘を体験したことがあります。

きばってもなかなか出ず、すっきりしない顔でトイレを後に、ということがありました。

なんとかスッキリさせてあげたいと思い、まずエサを変えてみることに。

いつも食べているカリカリから、水分量の多いウェットフードに変えてみました。

ですが、カリカリ以外のエサを与えずに育ててきたため、食べ物とは思わなかったのでしょう。

ウェットフードは、ぜんぜん口を付けてくれませんでした。

食べ物での解消方法がダメだったので、次はおなかのマッサージを試してみることに。

おなかが気持ち悪いのか、触ると嫌がってしまいました。

普段なら触らせてくれるはずですが、調子が悪いので仕方ありません。

おなかをくるくる撫でるという方法はさせてくれず、断念しました。

うちの猫にできる残された簡単な方法は、ツボを刺激してあげるという方法です。

先にも書いてありますが、大腸兪と小腸兪というツボは背中側にあります。

なので、座ってくつろいでいる時でも、簡単にマッサージしてあげることが出来ました。

気持ちよさそうにしてくれて、喜んでいたと思います。

「これでダメなら病院に行こう」

と思っていました。

ですが、ツボを刺激すること数日。

すっきりして、トイレから出てくる姿を見られました!

本当に良かったです。

出来る時には、おなかや他の場所のツボ押しなどもしてあげました。

スキンシップにもなりますからね。

薬や病院に頼らずに便秘が解消されたので、安心しました。

その後も便がでにくくなることもなく、元気に過ごしてくれています。

猫の便秘を解消させるツボをマッサージすることについて

「猫が便秘ぎみかも?」

と思ったらまずは、ツボのマッサージから始めてみてください。

準備するものも必要なく、今すぐに出来る対処方法です!

続けることで、効果も期待できます。

また、便秘がちな子にも、毎日してあげるといいですよ。

予防にもなります。

マッサージをする時は、くつろいでいる時や、甘えてくるときなどを狙いましょう。

無理やりに触ろうとすると、ストレスを感じてしまい便秘の原因にもなりかねません。

触り方も力をいれずに揉みほぐすような感覚で、優しくマッサージをしてください。

おなか周りを触ってあげるときは、手を温めてから触ってあげると、より効果的です。

大切な猫の調子が少しでも悪いと思ったら、まず出来ることから始めてみて下さい。