子ども相手に、こんなにイライラするなんて…
育児に向いてない?
親失格なのでは?
子育ての真っ最中なら、一度はこんな悩みを抱えたことがあるのではないでしょうか。
つい声を荒げてしまって後悔したり、毎日怒ってばかりでやさしくできない自分が嫌になったり。
ですがそんな悩みを持つのは、子どもと真摯に向き合っている証拠です。
その場限りで適当に子どもの相手をしているのなら、イライラすることもないでしょう。
子どもに健やかに育ってほしい。
子どもが心配だから、子どもを守りたいから。
真剣に子どもの身を案じているからこそ
「こうしてほしい」
「こうした方がいい」
という思いがあふれてしまって、上手くいかなくてイライラしてしまうんですよね。
そもそも言葉の通じない生き物と、コミュニケーションを取るのは大変なことです。
さらに少しでも目を離すと、すぐに命の危険につながることも…
試練の連続です。
子どもが小さければ小さいほど、気の休まる時間なんてありません。
余裕がなくなって、イライラしてしまうのも当然です。
とはいえ、ずっとイライラしていたのでは身が持ちませんよね。
自己嫌悪で自分を追い詰めてしまうこともあるでしょう。
そこで、イライラしてしまった時に、少しでもイライラから解放されるための対処法をご紹介します。
子育てでイライラした時は?
物理的に子どもと、距離を置きましょう!
子どもの身の安全を確認した上で、子どもの姿が見えないところまで離れるんです。
もし子どもが泣いているなら、泣き声が気になるかも知れません。
泣き声を間近で聞きながら落ち着くことはできませんから、思い切って離れましょう。
それから深呼吸して、どうして自分がイライラしているか客観的に考えます。
〇〇が上手くいかないから、不安だから、心配だから…いろいろ理由が見えてくると思います。
次に、
「イライラしながら子どもと向き合うことのメリット」
を考えてみましょう。
…ないですよね。
例えば子どもが言うことを聞かない→イライラする→子どもはさらに反発する…。
負の連鎖なんです。
子どもが急に、素直に言うことを聞くようにはなりません。
自分が断ち切らないと、負の連鎖は終わらないのです。
と言っても、いきなり冷静になんてなれませんよね。
思い通りにならなかったり理不尽なことがあってイライラしているのに、すぐには落ち着けません。
原因が子どもでは、どうすることもできず…
なのでイライラに飲み込まれて、また怒ったりしてしまう前に避難するんです。
そうすると
「出来ないならあきらめよう」
「こんなことで怒らなくてもいいな」
「他のやり方を試してみよう」
など、いろいろ解決策も出てきますよ。
子育てでイライラした時の私の対処法は?
とにかく子どもと離れたかったので、ベビーフェンスがあったこともあり子どもをその場に置いて、他の階に避難していました。
そこで隠してある好きなお菓子を、こっそり食べたり。
ほんの数分でも落ち着きましたし、お菓子のおかげもあってか気分も和らぎました。
お陰で、また子どもと向き合う気持ちになれたのです。
専業主婦で子どもと家にいると、一日中ずっと付きっきりなので自分の時間がありません。
何も思うように進まず、家事も滞り、八方塞がりな気分になってきます。
「こんなに自分は何も出来なかったのか」
と無駄に落ち込んでしまったり。
余裕がなくなると、普段なら平気で些細なことでもパンクしそうになります。
強制的な感情のリセットは、気分の切り替えに必要なんです。
子育てでイライラした時の対処法について
「子ども相手にイライラするなんて」
私もそう思っていました。
親なのに、大人なのに…。
ですが今ではイライラしない育児なんて、ありえないとすら思います。
出産前に思い描いていた育児より現実は何百倍も大変で、理想や希望通りにいかないことばかりでしょう。
何でこんなに上手くいかないんだろうと悩むのは、子どもを大切に思うからこそ。
「これからも育児を頑張りたい」
「もっと育児を楽しみたい」
そういう気持ちがあるのなら大丈夫です。
ほんの少し「こうしなくちゃいけない」を手放せたら、もっと穏やかに育児ができるようになるのではないでしょうか。
子どもから離れることに、罪悪感を持つこともあるかも知れません。
ですが放置とは違います。
何より保護者である自分の精神状態を安定させないと、育児を続けることは難しくなっていくでしょう。
大好きな子どもと一緒にいるために、あえて子どもから離れてみる。
子どもとの適切な接し方を、見直せるかもしれません。