漫画

ちょっと前まで親や先生に「読書をしなさい」と言われて読むのは、活字が多い小説や歴史書などでした。

親や先生に言われて読んでいた本はほとんど、教科書のような文章だけでつづった物です。

しかし今ではテストで、イラストと吹き出しがある漫画調の問題文が出てきたり、昔とだいぶ変わってきています。

街には漫画カフェや漫画喫茶なども増えてきました。

あなたも漫画はすごく身近な存在に、なってきていると感じませんか。

身近になってきた漫画ですが、私がよく読んでいたのは、日本でアニメの生みの親とされる「手塚治虫」さんでした。

現在もリメイクされた「どろろ」が、子供から大人まですごく人気です。

幅広いファン層を持つ手塚治虫さんですが、漫画家から医学博士にまでなった方なんですよ。

私も読んで夢中になった、海外でも有名な「ブラックジャック」(医療現場の葛藤ストーリー)。

医学についてわかりやすい表現で、描写されています。

作中ではたくさんの病名や専門用語が出てくるので、漫画なのに説得力がありました。

また私は手塚治虫さんの漫画「ブッタ」で仏教を知り、「火の鳥」で歴史背景を覚えたんですよ。

芸能人や有名アスリートのコメントでも、漫画に影響を受けた話はよく聞きます。

漫画では色々な職業を扱った物語があり、私の知り合いで漫画をきっかけにプロボクサーになった人も。

彼は学校の勉強より、漫画が好きでした。

周りの誰もが漫画をきっかけに、彼が将来プロになるとは思わなかったでしょう。

人の人生を変えるような、不思議な魅力をもつ漫画のメリットとは?

ちょっとのぞいてみましょう。

漫画を読むメリットは?

私が一番に思う漫画のメリットは、将来の夢や、やりたいことを見つけるきっかけになることです。

先にも紹介しましたが、私の知人は漫画をきっかけに、プロボクシングの道にすすみました。

私自身は読書が好きな子供でしたが、きっかけは漫画です。

漫画から挿絵がきれいな小説に、シフトアップしました。

だから私は漫画を、読書の入門編と感じています。

さらに私自身は漫画で、知識がつきました。

今でも漫画で得た知識が、仕事や趣味に活かされているような。

知識が付いたという点では、本当に漫画に感謝しています。

言葉だけでなくイメージ(イラスト)と一緒に、色々な事を覚えました。

「ブラックジャック」では病名と症状を、イラスト付きで覚えることができたのです。

さらには治療法まで。

一般では知られていないような病気や症状に対する周りからの偏見と、本当の現場、人間模様にも感化されました。

偏見と医療現場の実態は両方が現実で、厳しさに泣いたこともあります。

そう漫画で泣くんです。

漫画を読んで心を刺激されたことが、何度もあります。

私は漫画のおかげで、感受性が鍛えられました。

漫画の影響

今現在、人気連載中の「ワンピース」(尾田栄一郎さん)、冒険と友情ストーリーです。

年齢や性別の壁をこえ、本当に人気の高い作品。

同じ場面でも、読み返すたび泣いてしまったり、胸が熱くなったりします。

私は漫画の影響でストーリーを作ることに興味が湧いて、創作の物語を作ることが趣味になりました。

まず私は創作の物語を書く前に、イメージを膨らませます。

私が思い描くイメージは、やっぱり漫画のようなイラストなんです。

そしてイメージを保ちながら、文字を当てていきます。

創作って知識と感受性でできるので、私の場合、やはり漫画の影響が大きいです。

 

将来の夢を見つけたり、知識と感受性をやしなえたりする事が出来る漫画。

こんなにメリットが有る漫画って、すごくないですか?

漫画が教えてくれるもの

今の漫画、というか歴代の漫画は、いろいろな職業が出てきます。

医者から教師、画家や旅人(今でいうバックパッカー?)

スポーツのジャンルに関しては、限りないです。

将来やりたいことや目標、漫画が参考になることが多いのでは。

職業によっては専門用語、スポーツではルールや練習法など、とにかく色々な事を知るきっかけになります。

漫画が知りたい単語・言葉・内容などを、教えてくれるんです。

漫画の名言集

漫画のセリフには、名言集があります。

そして漫画の名言集には、哲学的なセリフが多いです。

私の知り合いには漫画の名言に感銘をうけて、座右の銘にした人もいます。

セリフの意味がわからなくても、気になるなら覚えておくといいでしょう。

いずれ成長とともに、意味を知って感銘を受けるかも。

漫画の名言集って、あなどってはいけません。

漫画の絵やストーリーは記憶や印象に残る

幼児用の絵本も、最近は吹き出しがついたイラストチックなものが、多くなっています。

活字だけよりイラスト(絵)とつなげると、記憶しやすいと脳医学の暗記方法にあるほど。

文字だけだと読みづらい書物。

けど絵があるとイメージできるので、すっと入りやすくなるんです。

漫画って気楽に読めるのに、記憶に残りやすくないですか。

たぶん漫画の場合は絵やストーリー、それに文字だけでなく、感情も一緒に記憶するからでしょう。

漫画は想いが伝わりやすい

漫画は記憶に残りやすいだけではありません。

想いを伝える手段としても優れています。

浮世絵で知られる葛飾北斎は、風刺画を描いていました。

今でも風刺画は、新聞の一コマ漫画として知られています。

「絵による随筆」やわらかくいうと、イラスト付きエッセイです。

これが昔からあるんです。

一コマ漫画って、印象に残りませんか。

何かを伝えたい時、漫画を使うと想いを伝えやすいんです。

漫画って、もっと重宝されていいのでは?

漫画も読書になるのか?

一般的な読書で得られるものは、

  • 語彙力
  • 知識
  • 考え方
  • 発想力

などではないでしょうか。

だとすれば、漫画を読んでも同じ物は得られます。

だから私は漫画を読むのも、読書に入ると考えているのです。

漫画のメリットと活用法

活字だけの本は想像力を豊かにしますが、読むとなると時間がかかりますよね。

一方、漫画はイラスト(絵)があることで、「気の向くままに」読めるんです。

(※漫画の語源は「気の向くままに漫然と描いた絵」といわれています。)

しかもイラストを見ると登場人物の心情を表情で理解できるので、物語に夢中になって読み進めることになります。

またイラストがあることで、活字も少なくて済むでしょう。

だから漫画は一般的な読書より、短時間で同じ内容を読むことができるのです。

とはいっても、やっぱり一般的な読書も必要。

漫画になっていない良書も、多いからです。

ですから漫画は読書がなかなか進まないときに、リフレッシュのために活用するといいのではないでしょうか。