釣り初心者におすすめの魚は?海釣りで大衆魚というのは?

釣り!

青い海、潮の香り!

癒しと解放の時間!

ストレス解消にはもってこい!

おまけに、釣りたての魚は旨い!

さらには、

「釣りが趣味でしてね」

なんてつぶやけば、

「風流!」「高尚!」「哲学的!」「素敵!」

とあなたのイメージアップは間違いなし!

「そうか!よし!始めてみるか、釣り!」

始めましょう!釣りましょう!

「しかし、何を釣ったらいいのやら・・・」

魚です!

「魚、多すぎてわからん!もういいや、パス!釣り、また今度ね!」

待ってください。

お待ちなさい。

それでは今から、初心者のあなたが狙うべき魚は何なのか、初心者でも釣りやすいのはどんな魚なのか、をお教えします!

はい!レッツフィッシング!

釣り初心者におすすめの魚10選

さあ、ここからは、

「釣りを始めてみたいけど、どんな魚を釣ったらいいのかわからない」

という初心者のあなたのために、数ある中からおすすめの魚をギュッとピックアップしていきましょう。

ご存じのとおり、魚は海、川、あるいは湖、沼といろいろなところで釣ることができます。

が、しかし!

やっぱり海!初心者ならなおさら海!

海釣りの楽しさを、まず味わっていただきたい!

というわけで、ここでは初心者でも比較的簡単に釣れる海の魚を、仕掛け(釣り方)の種類ごとに紹介していきますよ。

海釣りの仕掛け

海で魚を釣る時の仕掛け(釣り方)は、ざっくり分けて次の4種類があります。

  1. サビキ釣り
  2. 浮き釣り
  3. 投げ釣り
  4. ルアー釣り

釣り方によって、ターゲットになる魚も変わってくるんです。

では、順番にご覧いただきましょう。

サビキで釣れる魚

サビキ釣りというのは、疑似餌※がたくさん付いた仕掛けと、コマセ※を入れたカゴをセットにしたもので魚を釣る方法です。

※疑似餌:エサに似せた形の針。※コマセ:魚を集めるための撒きエサ。アミエビなどがよく使われる。

仕掛けをドボンと落とせば、魚が勝手に(?)掛かってくれるので、初心者でも簡単に魚釣りを楽しめます。(ベテランでも楽しいんですけどね)

サビキで釣れるのは、こんな魚たち。

アジ

サビキ人気NO.1といえば、アジです。

群れで泳ぐのでうまくいけば大漁ゲット!

脂が乗って太ってくるのは、夏から秋にかけて。

ですが、春から初夏あたりの小ぶりな奴も唐揚げにすると、旨いんですよ、コレが。

イワシ

ミスター大衆魚。

一年中釣れますが、ベストシーズンは4月のはじめから10月後半くらいです。

マイワシが主で、カタクチイワシやウルメイワシもよく掛かります。

イワシはどんな調理方法でもおいしくいただける魚ですが、個人的にはつみれ汁がいちばん。

すまし汁にフワフワのつみれからにじみ出る濃厚なダシ。

旨いんですよ、コレが。

サバ

アジやイワシのような、あまり深く考えなくてもジャンジャン釣れる魚と違います。

サバはやや釣りづらい魚といえるかもしれません。

時期とタイミングを、しっかりと見極めましょう。

釣れる期間は、5月から10月下旬頃。

ベストは9月の後半です。

今日は少し冷え込むなあ、という日の早朝を狙ってみるといいですよ。

春はあけぼの。

夏は夜。

秋は夕暮れ。

サバは味噌煮。

 

というわけで、以上がサビキ釣りで狙える主な魚たちです。

アジ、イワシ、サバ、どれも群れで泳ぐ回遊魚です。

場所とタイミングの条件がばっちり合えば、爆発的な入れ食い状態になります。

大人も子供も楽しめますよ!

浮き釣りで釣れる魚

浮き釣りとは、水面にプカプカ浮かぶウキを使った釣り方です。

ウキの浮力を利用して、エサの位置を一定に保つわけですね。

ウキ下の水深を変えれば、浅いところにいる魚から、海底近くに沈む魚まで、どんな深さにいる魚でも狙えます。

さらに、ウキは海面をゆらゆらと漂いますから、沖のほうまでサーチすることも可能です。

スポットとしては、堤防や岩場、磯とか海岸沿いのテトラ帯とか、どんな場所でもOK。

防波堤に座ってぼんやりと釣り糸を垂らしているオジサン。

あれが浮き釣りの風景です。

浮き釣りのターゲットになる魚はこちら。

スズキ

旬は夏。

水面近くを泳ぐ魚です。

夜に釣りやすい魚なので、夏の夜釣りを楽しんでください。

ちなみに出世魚で、セイゴ→フッコ→スズキと名前が変わっていきます。

淡白な味わいでクセがないので、いろんな食べ方ができます。

定番は、やっぱりムニエルですけどね。

イサキ

夏を代表する魚で、ベストシーズンは5~7月の産卵期です。

イサキは面白い魚で、小さいころは水深の浅いところを、大きくなるにつれて深いところを泳ぐようになります。

成魚になってからも、昼は海底近く、夜は海面近く、と泳ぐエリアを変えるんです。

それを考慮して、ウキを調整してみましょう。

旬には脂のたっぷり乗った白身の魚。

刺身でいただきましょうか!

マダイ

潮通しのいい磯場で、水深の深いところが狙い目です。

体長があって、力も強い魚なので、釣るにはちょっと慣れが必要かもしれません。

それでも、なんといっても魚の王様、ぜひ釣ってみたいものですよね。

食べ方は・・・お任せします!

投げ釣りで釣れる魚

投げ釣りとは、投げて釣る、そのまんまです。

竿をビシュッと振って、仕掛けを遠くまで飛ばすわけです。

サビキや浮き釣りでは届かないところで釣りができます。

上手く飛ばせると超キモチイイのですが、結構難しいんです、コレが。

練習あるのみ!

で、投げ釣りで狙ってほしいのがこんな魚。

カレイ

左ヒラメの右カレイ。

6~10月がシーズン。

海底近くを泳いでいるのは、よく知られていますよね。

釣ってください。

そして、煮付けで食べてください。

カレイは煮付け。

これ一択。

文句なし。

シロギス

海の女王、シロギス。

釣ってください。

そして・・・

天ぷら!天ぷら!天ぷら!

釣ってすぐ揚げてみなさい、腰抜けますよ。

ホント旨いんだ、コレが。

ルアー釣りで釣れる魚

ルアー釣りと他の釣り方の決定的な違いは、エサを使わないってところです。

エサで魚を呼び寄せることができない。

使うのはルアー(疑似餌)だけ。

ですから、魚との駆け引きを楽しむ、というゲーム性の高い釣り方です。

「だったら、初心者には無理じゃん!」

とは言わないで。

誰だって最初は初心者。

難しいかもしれませんが、ぜひ挑戦してみてください。

魚との勝負に勝った時の快感は、筆舌に尽くしがたいものがあります。

ただし、相手の魚には敬意を持って接してくださいね。

お願いです。

ルアーは実に多種多様で、ルアーによって釣れる魚が違うのですが。

ここでは、初心者でもゲットしやすい魚を紹介します。

メバル

「春告魚(はるつげうお)」の異名を持つメバル。

4~6月がベストシーズンです。

夜行性なので、夜釣りがいいですね。

そして、塩焼きがオススメ。

カサゴ

ベストは4~9月。

岩場の隙間なんかによく隠れてます。

テトラ帯は絶好の棲み処ですね。

そして、素揚げ。

素揚げが最高です。

私が釣り初心者におすすめする魚は?

ここまで、釣り初心者におすすめの魚を10種類紹介してきました。

「個人的にどれかひとつ選べ」

と言われたら、私は迷わずサビキで釣るアジを選びます!

私が初めて本格的な釣りを体験したのが、サビキ釣りでした。

道具はすべて一緒に行った友人からの借り物。

見よう見まねでやってみたのですが、まあ、釣れること釣れること。

入れ食いの嵐で、狂喜乱舞の時間が流れる~。

気が付けば100尾近いアジをゲット(ホントなんです。見栄でも大げさでもないんです)!

釣果を誇りたくなった私は友人の制止も聞かず、すべてのアジを家に持ち帰りました。

妻に「どうだ!!」と見せたところ、

「こんなにたくさんどうするの!」

とこっぴどく叱られたのも今となってはいい思い出。

唐揚げおいしかったし。

欲張らず、食べられる分だけ持ち帰るようにしましょうね。

それはともかく、魚がジャンジャン釣れる楽しさを、初心者のあなたにはぜひ味わっていただきたいです。

唐揚げのおいしさも。

というわけで、おすすめはサビキでアジ釣り。

釣り初心者におすすめしたい魚について

今回ご紹介した魚たちは、ほんのごく一部です。

広い海にはもっともっと、たくさんのいろんな種類の魚たちがいます。

技術が上がれば釣れる魚も増えてくるでしょう。

でも、まずはアジ、イワシ、と釣りやすい魚を釣って、釣りの楽しさを感じていただきたいと思います。

そして、釣った魚はおいしくいただいてくださいね!

これ大事。

魚たちに対する礼儀ですよ~

では、ナイスフィッシングを!