英語の例文暗記は、英語学習をしたことがあれば、一度は経験したことがあるはず。
あなたは、
「例文を丸ごと暗記することに本当に意味があるのか?」
と感じているかもしれません。
今日はそんなあなたに、海外の大学に留学経験有りの筆者が、必ず身になる英語例文の暗記方法をお伝えします!
あなたが英語例文を暗記する目的は?
まず、あなたが英語の例文を暗記する目的は何でしょう?
人によって、その目的は様々だと思います。
今回は、
『例文や単語を実際に使えるようになる』
ことを目的として、暗記方法のポイントを説明しましょう。
丸暗記する方法は意味がない?!大切なのは使える英語例文を見抜くこと
教材は、英語例文に日本語訳がついているものが、おすすめです。
そしてその例文を読み上げる音源がセットになっていると、より良いでしょう(例えば単語帳やシャドーイングテキストなど)。
教材中に載っている例文を暗記する際に大切なのは、
- 自分がその例文を使う場面を想像できるか
- その例文は汎用性があるか(幅広い用途で活用できるか)
の2点になります。
この2点を満たしていない手当たり次第の丸暗記や、例文聞き流しは、残念ながら全く無意味です。
それでは、具体的な解説をしていきましょう。
1.自分がその例文を使う場面を想像できるか
下記例文を取り上げて説明します。
「We finally reached an agreement on that issue yesterday.」
(昨日、私たちはその問題についてとうとう合意しました。)
筆者の場合は、会社で働いているので、上記例文を使う場面は十分想像できます。
もしも、海外旅行で使える英語を習得したいという目的があれば、旅行にちなんだ例文をピックアップするようにしましょう。
2.その例文は汎用性があるか
覚える例文はシンプルで有ればあるほど、汎用性が高まります。
例えば、先程1.で紹介した例文ですが、主語である「私たち」や、時を表す「昨日」はシチュエーションによって変化する可能性が高いです。
ですので、そのまま使える可能性は、高いとは言えません。
このような場合には、例文の重要な部分(文法や単語の使い方)に注目して、汎用性の高いオリジナル例文を作りましょう。
「We finally reached an agreement on that issue yesterday.」
であれば 「reach an agreement on(~に関して合意に達する)」という言い回しが、例文の重要な部分です。
この部分を切り取って、下記のようにできるだけシンプルな例文にアレンジします。
「We reached an agreement on that issue. 」
(私たちはその問題について合意しました。)
このように使える例文を選び、実生活に合わせてアレンジすることで、意味ある例文暗記が可能になります。
例文の型を覚え、実際にアウトプットする場を設けましょう。
間違いなく実際に使える文法や単語が増え、会話力向上に繋がります。
英語例文の暗記方法を実践してみた!
筆者は留学経験があり英語の文書を読むこと、英語音源を聞くことに不自由は感じません。
ですが、英会話になると咄嗟の一言が出てこないで、戸惑ってしまうことが多々ありました。
そこで先程ご紹介した方法で、3ヶ月暗記に挑戦した経験があります。
使ったのは下記2冊の本です。
- 「データベース4500完成英単語・熟語」(桐原書店)
- 「英語で語るニッポン」(コスモピア編集部)
使える・使いたい例文をピックアップし、文法や単語がわからない部分は、辞書や参考書でまずは疑問を解決します。
その後は、取り上げた例文を、何度も口に出して音読するのです。
音源を使うと、よりネイティブに近い発音に近づくことができます。
つまることなく例文の音読ができるようになったら。
あとは日本語訳を見てぱっとその英語例文が出てくるまで、何度も何度も口に出して暗記するのみです!
ちょっとした隙間時間でも、簡単に実践できます。
筆者はこの方法で、例文暗記を実践。
ドイツ人の友人の観光案内をした際に、覚えた例文を積極的に使い、会話力の向上を実感できました!
英語例文の暗記方法について
いかかでしたか?
英語の例文暗記は英語表現の引き出しを増やすためには、不可欠な訓練です。
ただ闇雲に暗記するというのでは、意味がありません。
使える例文を見抜いて自分なりにアレンジすることで、成果が上がりやすくなるのです。
これまで、英文を覚えたけれど意味がなかったと感じているなら、ぜひ今回ご紹介した方法で例文暗記に取り組んでみてください!
必ず、成長を実感できるはずです。